みよし・・・実験中

bukky2005-05-20

■実験1.カツオ出汁をガツンと効かせるとどうなるか・・・5gの鰹節を丼に入れ、アゴ出汁無しで寸胴のスープを張る。【結果】当たり前だがフレッシュな鰹の香りが、わっとした鶏ガラスープの臭いを払拭してくれ、且つ和出汁が先行する事により食いつきがよく、その後でスープ本来の旨味が押し寄せてくれる感じで相性が非常に良い。
■実験2.香味脂の達人、西車氏の技を拝借し白ネギの青い部分を使いネギ鶏油を作成。これを今までの鶏油の変わりに使用。【結果】ネギの香味が鶏油の臭みを押さえ、非常に心地よい香りに。また、同じ鶏油なのに、油っぽさを感じさせないさっぱり感が得られた。
■実験3.ネギ鶏油でつけ麺を!・・・元ダレは通常通りの量、ネギ鶏油いつものレードルに1、スープは200ccほど。麺は冷やし中華と同じ仕上げで、2分間茹でて流水で〆戻す。【結果】まさか「みよし」でこんな味と巡り遇えるとわ!と思えるほど、期待を裏切る美味さ。醤油ダレの出来がよいのだろう、こんなにネギ油とベストマッチするとは思わなかった。島田製麺の麺は、つけ麺用としては弱さを感じるが、「たくみ」のつけ麺(富士麺)のそれよりも美味い。
いずれにしても、鰹節、ネギ鶏油、ブレンドの変更、たったこれだけの切り口の違いで、ポジティブな方向にぐんぐん豹変するのは、元ダレとスープの良さがあってこそだと思う。親爺さんの頑張りは目に見えないところで着実に進化している。