初夏の海を覗いて見るテスト

bukky2005-06-06

まだ寒い立春の頃から徐々に日差しが差し込むようになって、海の中の様子はどんどん変ってくる。浅瀬では様々な海藻類がどんどん大きくなる。地磯から糸を垂れる釣り人にとっては迷惑な藻でも魚達にとっては非常に安全なパラダイスとなる。動物性プランクトンや水棲の小動物が活性し浅瀬で産卵するため、連鎖的に魚達も春のもの多い浅瀬で産卵する事が多い。サワラ!サワラ!と馬鹿騒ぎする季節には、おなじみの鰆が外洋から産卵のためにアマモの生い茂る瀬戸内海にやってくる。
先日からリリースサイズのメバルしか釣れないので、港の中を懐中電灯で照らしてみる。鱸の稚魚、カサゴメバルの稚魚、岸壁にへばりつくようにじっとしているマコガレイ。どれも可愛いながらしっかりと成魚と同じ体形になっている。カレイなどは水面すれすれのところにへばりついているので、手づかみでいとも簡単に捕まえられる。釣るよりもこいつらを育てたほうが確実じゃな・・・などと戯言を言いながら夜の海でオサーンは遊ぶのであった。