「べいか」のメモ

bukky2005-05-16

ヤリイカ科(ジンドウイカ科)の仲間で、正式和名は「ベイカ」。
瀬戸内海沿岸の市場では「べか」とよなれて慣れ親しんでいる外套長8センチ前後の小型のイカです。有明海八代海岡山県沿岸で主に水揚げされるので、珍しいイカかもしれません。
産卵期は晩春から初夏。なので今水揚げされる「べいか」のメスは子が入って食味もよく珍重されます。(よく調べると3月頃から市場に出回り立夏が終盤)
小型ながら味もよく、パリッとした皮の感触、もちもちした身にはほのかな甘みもあり、鮮度のよい物は刺身、さっと茹でて酢味噌や「ぬた」などの和え物、煮付けも美味しいイカです。
ちなみに「ちぃちぃ」と言うのは、水揚げされたばかりの「べいか」が水を吐くとき「ぷちゅぷちゅ」と音を出すため、その音を「ちぃちぃ」と言う鳴き声にたとえた愛称として「ちぃちぃ」と呼びます。
画像:5月4日に頂いたベイカの画像