琥家

bukky2005-03-15

本当は「鶴亀庵」という2002年の年末に開店した「うどん屋」で、ザルと掛けを食べようと思っていたのだが、その「鶴亀庵」が何でか知ら無いけど休みで断念。くるりと回って「琥家」で昼食。コッテリの赤と餃子5個とご飯のセット780円(税別)を注文。一風堂を何度も食べ続けた私の身内に言わせると「琥家」は似て異なる物で、嫌いだという。ふ〜んそうなのか。一風堂は二度ほど博多で食べたが、その味を失念している私のほうが悪食なのか?と思わせるほど、今夜話をしていて痛感した。
酸っぱい物が嫌いなのだが、私の作る物は「美味しい」と言ってくれるその娘が言うのだから信用してしまう(少々我田引水)。
さて、「琥家」の話に戻すが、これなら岡山のラーメン好きに「もてる」ラーメンだと思う。岡山の平均的なシャバさではなく濃い口のそれは、熱々で妙な臭みもなく、細切れながら飽きさせない程度に入ってる叉焼、もやしにネギ、キクラゲ、流行るのは判る気がする。
意外にも岡山のラーメン好きは、濃厚に煮出された豚骨出汁が好きなんだろうと思う。だから昔ながらのシャバいすっきりスープでは満足しなくなっているのかも知れない。
最近思うのだが、岡山のラーメンは昔からいろんなジャンルが入り乱れてあるが、逆に「入魂的」なラーメンが少なくなってきている。迎合的だと言われるかもしれないが、客の好みが世代によって好みが違って来ているのに、頑固なのか面倒なのか流行にうといのか、結果、客の嗜好と相反する志向に隔たっているように感じる。岡山人間の店主の指向とジモティ客の嗜好はいつになったら混ざり合うのだろう。