忍び寄る魔の手

bukky2005-01-04

ラーメンの自作だけはいまだかつてやってみようとは思わなかった。が、しかし。私は東の山すその池のほとりに住むえろ仙人からの誘惑に知らず知らずのうちにえろ仙人が自作したスープで作るラーメンを食べに向かっていた。池のほとりのえろえろ庵に到着する。どこから入ってよいのか分からない。私は「ここを押してぇ〜ん」と書かれた乳首状の突起を押してみた。「あっは〜ん、あっは〜ん」と呼び鈴が鳴り、えろ仙人がキ…キ・キ!!━━━キタ( ゜∀゜ )キタ━━━!!
冗談はさておき、作ったラーメンは7種。
1、豚骨2:昆布1に醤油ダレ、平打ち佐藤製麺1分30秒。ライトな豚骨醤油ラーメン。豚骨のいい香り。旨みが足らないのは昆布だしが不足じゃな。あっさりしたスープなので平打ちのつるつるしすぎの麺がミスマッチ。後で作った味噌ラーメンにこの麺を使うべきだった。

2、鶏2:昆布0.8に醤油ダレ、マルバヤシ中太麺角刃1分。鶏臭さを押さえ込んだ出来の良いスープだが優しすぎ。鶏油も比較的少なく元ダレのラードが先行。もう少し暴れて欲しいなぁ。下処理が丁寧すぎじゃな多分。麺はストレートなのだがゴワゴワしすぎ。

3、鶏2:昆布1、亮さん塩ダレ、マルバヤシ極細丸刃45秒。あっさり鶏がら白湯スープ。無駄な油がないので鶏がらスープの旨みが前面に出た品。ただ優しすぎてラーメンというよりも参鶏湯を思い出した。麺のへタレが早すぎ。30秒ほどでいいかも。

4、豚骨、やや焦がし味噌ダレ、ちじれ麺佐藤製麺1分10秒、亮さん棒叉焼。濃厚味噌ラーメン。この味噌は旨かった。スープがやや少なかったので塩味は強いがこの味噌ダレは旨い!焦がし味噌ラーメンを狙うよりこの路線の延長線上には美味しい味噌ラーメンが見られた。

5、豚骨、削り節少々、亮さん塩ダレ、細打ち佐藤製麺角刃。スーパーライト豚骨ラーメンと言ったところ。臭みもなく上出来。悪く言えばさっぱりしすぎ。

6、豚骨1:鶏1:昆布1、醤油タレ、金光製麺20番丸刃。可もなく不可もない、さっぱりとしたにごり系岡山醤油ラーメンかな。金光の麺は20番にしては細めで22番くらい。

7、豚骨1:鶏1、醤油タレ+チャシュウサイコロ切り、金光製麺20番丸刃。今日の作品中ガツンと来たのはこの一品。ただジャブ程度^^;スープにサイコロ叉焼を入れてひと煮立ちさせたので脂身の香りと旨みが増し醤油ダレをガバット入れたのが幸いして味としてのまとまりが見えたつけダレ。麺は時間どうりに湯がいたため少々締まりすぎた感じ。

スープだけではラーメンにならない。元ダレだけでもラーメンにならない。麺が良いだけでもラーメンにはならない。奥深いとかいう問題ではない。これだと思えるラーメンを作るがいかに難しいかがよく分かった。奇しくもえろ仙人の家人が「ラーメンではあるがそれ以上のものではない」と言った言葉で締めくくられた一日であった。
えろ画像はこちら→http://d.hatena.ne.jp/zappa1/20050104