節系を効かせたという・・・

来年の手帳を買い求める家人に付き添って文具屋さんに。久しぶりに行ってみる？（私は久しぶりではないのだが）と商人に。私は件の節系を効かして進化させたという「和風そば」を。家人は「みぞれそば」を頂いた。あれっと思ったのがスープの色。少し濃い色に変化している。色ほどには醤油辛くなく狙い通り節系の香りが先行したスープに仕上がっている。ただ、出汁に使う素材をスープの中にこれでもかというほど全てを繰り広げさせているのでかなりドロリとした感じになっている。「スープを飲む」というより「スープを食べる」といった方が的確な食感かもしれないほど濃厚な感じ。鶏ガラから豚骨に変えてからは、旨みと出汁が全体的に太くてしっかりした広がりを持つ味になった。暴れる鶏の香りを節系の香りでねじ伏せるせめぎあいのあった以前の味のほうが何かしらの変化があって好きかも知れない。
しかしメインの出汁を取る素材を変えてもここまでの味を作り出す技は本当にたいしたものだ。