メバルの考察

bukky2004-11-18

見た目はどこが違うン?と思うのですが詳細に調べてみると(=固体の観察)ホンマに違いがハッキリ。変異体かとも勘ぐってはみたのですが、やはり生殖的隔離があり、そっくりなのに「別種」という分類がされました。
市場では概ねの体色の違いにより、赤(金)、黒(青)、茶(黒)と分けられて魚屋に卸されます。でもそれらはそれぞれ「a型」「b型」「c型」と分類されました。カッコ内は生きている状態、つまり釣りたてのメバルの色です。また、ややこしいのが養殖のメバル。これは浅い(=養殖網)ところで生育されるので紫外線による日焼けを起こしています。スーパーなどで真っ黒な型がそろったメバルを見たらほぼ養殖メバルだと判断して間違いないっ!
a、b、c、に分類される基準は、胸ビレの軟条数。「a型が15本」「b型が16本」「c型が17本」となっています。
a型は体色が赤っぽく、特にヒレには赤みがさしています。「b型」は体色が青黒く、メバル特有の縞模様が薄い。「c型」は黒褐色をしており、ずんぐりした体つきをしています。卸し相場の高いのはa,b,c,の逆で「c→b→a」の順に価格が異なるようです。2003年から3種類に分類されましたが、果たして呼び名はどうするんじゃろなぁ?