蕎麦

bukky2004-10-15

小さい頃「そば」というと大晦日に食べる年越しそば。
それもスーパーで買ってきた茹でられていて袋に入っていた「そば」。
その頃の私は、いわゆる蕎麦屋の「本物」を知らない。祖母や母が作るうどん風の汁に、もともと軟らかいそばの麺を湯通しし、ほうれん草と蒲鉾と天ぷらが乗った噛み応えのない蕎麦しか食べた事がなかった。
蕎麦を食べ始めたのは、サラリーマンになってずいぶんと経ったそれも全国区の部署のマネジメントを任されてから。
経費削減を否応無しに部下に指示する反面、自らも自重し東京への出張中の食事に「小諸そば」を口にしたのがひょっとすると初めてだったかも知れない。
細くて白くて角が立っていて、つるつるっとして噛み応えも十分。
「蕎麦ってこんなに美味かったんだ」と。

さてさて画像は近所の蕎麦屋
更科ほどの白さではない。外殻を挽き込んだ田舎そばでもない。麺はちょっと太め。もう少しだけ細いほうが好み。水が悪いのか粉が引きたてでないのか香りは今ひとつ。つけつゆも醤油の香りがなんか気になる。が、しかし、決してまずいわけではない。それに「ざるそば」は525円とお値打ちな価格。
実はこの日「天丼セット(海老天が2本だけ乗った天丼とミニ汁蕎麦)@735円」を食べた後に追加で「さるそば」を。
お勧めするほどではないが、昼食にさらっと食べるのなら良い。