支那そばや

私の好き嫌いで言うと・・・「普通」に私的分類。店構え、注文を受けてからの無駄の無い丁寧な作業。元ダレをラーメン鉢に注ぐ姿・麺を大切に扱う姿勢・麺の様子を見ながらスープを注ぐタイミング・麺上げから箸でさばく様子・上乗せの具材を盛る姿、何をとってもラーメンに打ち込む姿は美しい。薀蓄の素材も十二分にプロの目から吟味された物なんだろう。が、それなりに美味しいとしか感じられない。ひょっとして私は券売機が嫌いなのかもしれない。自動販売機から出てくるものは画一的な物でないと納得できないという勝手な観念がそうさせているのかも知れない。さらに７３０円という価格が、券売機の愛想の無い販売方法により、空しく高いという気持ちにさせる。その昔、ドライブイン形式のレストランで嫌というほど、価格と出てきた物のギャップや見本のディスプレイと実物のギャップで「がっかり」させられたトラウマかも知れない。所詮田舎者には違いないのだが・・・「普通」過ぎて、やはり好きにはなれない。