全国チャドラー連盟

bukky2005-02-10

『全国チャドラー連盟』ほんまにアウアウなコミュニティーを作る人がいるもんだ(笑 さて、この自作チャー丼には規則が存在する。最も基本的な規則は、注文したラーメンの上乗せ具材で自分勝手にチャーシュー丼を完成させることである。この規則のうち最も教条的なものが「あうあう式」。そのほか見事な美しさの「MIG式」、何でも乗せてしまう「りょう式」、アグレッシヴな「もこしい式」、最近では贋作を楽しむ「くるくみん式」などのアバンギャルドな作品が作られる様になった。
「あうあう式」は、基本的にラーメンとライスを注文しその上乗せの具材だけでチャー丼を作る。食べ手の創作意欲に反して具材が貧相であっても、店主が何しょんならおめぇは?の様な目線を送りつけても、無視して完成させなければならない。また隣席のお客さんの冷たい嘲りに頬を紅潮させる事も重要な事らしい。
「MIG式」は店側との信頼関係によってなせる大作。この人なら別皿で具材を提供しても良かろうという、客側としての品位も必要とされる。
「りょう式」は、あうあう式を踏襲しながらサービスで出されている紅しょうが、キムチ、辛子高菜などの具材を利用する。何でも感でも乗せて周囲の冷ややかな視線をより多く感じられる超紅潮なひと時が楽しめる。ただし精神的刺激が高いので初心者にはMIG式同様に難しい。
「もこしい式」は、アグレッシブで非常に前衛的。少々奇異に感じられる突然の生たまごやトマトがどーんと乗った様は非凡な才能とひらめきが必要とされる。なんといってもこれだ!と、決めたら突き進む精神力がないと作れない作品が多い。
「クルクミン式」は、「いじらしさ」と「いじましさ」の二つの要素が必要な自家製レプリカ。ただし、ライスや具材の用意は自らが行わなくてはならないという、厳しいレギュレーションが付加されている。

画像:アガルタ氏の作品(=チャドラーの基本「あうあう式」)