シジミの味噌汁〜っ!

bukky2004-12-20

北海道には棲息しているのかどうか知らないが、一般的には本州から九州にかけての河川汽水域に居るのが「ヤマトシジミ」。岡山県下では吉井川、旭川高梁川流域にも棲息する。このほか淡水に棲む「マシジミ」や琵琶湖の瀬田川で採れる「セタシジミ」などがいわゆるシジミとして流通している。その昔福山に居たころは芦田川の河口付近でよく黄シジミを採った。悪評高い汚染された河でなかった芦田川河口付近は遠浅の砂地で、カレイの稚魚がここにもあそこにもというほど見られ、また干潮帯にはきれいな薄紫色でずんぐりしたコメツキガ二がおいでおいでとハサミを振っていたのを思い出す。
ごりごり洗って、余計な出汁など使わずそのまんま味噌だけぶち込み作ってもらった。鍋の底には洗い出せなかった砂や泥が溜まることもあるので底をガリガリすくわないようにお椀によそってもらう。ちゅぱちゅぱと小さな身を吸い出しながら頂く。たまにジャリッと砂を噛むがこれもご愛嬌。ほんの少々泥臭い身は今の宍道湖の味なのかもしれない。