め・ろ・ん

bukky2004-11-16

昔はよっぽどの病気入院か、めでたい結婚式にしか食べられなかった。家で食べていたのは、メロンと名のつく「白瓜」。その白瓜もメロンに負けず劣らず庶民の口にはもったいないほど美味しかった。季節が違うがスイカはよく食べた。しかしどう考えても種が真ん中に集まってくれてるメロンに比べると明らかに食べにくい。おまけに、誰に言われたかは失念したが、種を食べると盲腸に溜まって発芽して腹が痛くなると脅かされたので、ほんま種が怖かった。
さて、レストランや祝儀の席で出されるメロン。特にカットされて出される物は2級品でいわゆる網目が不ぞろいだったり、表皮にキズのあるものが大半。同じ味なのに高いのが進物用のメロン。見た目の良さで優劣がつくらしい。一つの苗には一つのメロンしか作らないため間引きされたメロンの「子」は捨てられる。けれどこれが結構旨い。香りの良い綿密な果肉の胡瓜の様。そのまま塩漬けでもいいしぬか漬けも旨い。そのまま櫛に切りわさび醤油で頂いても美味しい。
さてさて件のメロン。今日2個いただいたので早速たべた。その昔、一口で終わるような忌まわしい貧乏臭い薄っぺらな切り方は嫌なので贅沢に大きく切って食べる。誰にも言いたくないが、スイカの様に櫛型に切って、そしてスイカを食べるがごとくそのままじゅるじゅるかじりつく。これが滅多に食べられない私流メロンの楽しみ方でR。