チャドる@商人

bukky2005-02-17

735円の和風そばに160円のご飯を注文する。チャドる為とはいえ昼食に掛ける金額としては高い。幸いにしてご飯が先に配膳される。ご飯の表面のでこぼこを均し昆布の佃煮の配列を考えるまもなく和風そばが配膳させる。延びた麺は嫌なので、早速作業に入る。まずはスープで茹で上がらない前のネギを向こう正面に盛り付ける。左隣のおねえちゃんがチラッとこちらを見る。少し恥ずかしい。薄いほうの叉焼を先に、炙った叉焼をその上に重ねる。沈む前のシナチクも確保。最後に味付けたまごを乗せる。右のおじさんがこちらを見る。さらに恥ずかしい。無駄な物がフレームに入らないよう回りを片付ける。後ろめたい気持ちが恥ずかしさに拍車を掛ける。思い切ってフラッシュをたく。恥ずかしさの絶頂を迎える。絶頂と同時にそれは自らが作った架空の恥ずかしさでもあったことに気づく。必ずしも他人の冷ややかな視線と自分の感ずる恥ずかしさはイコールではなかったのだと。さて、目の前には架空ではないチャー丼がある。以外に美しいとちょっと自慢したくなる。回りの目線も何かしら「いいなぁ!」という視線に変化が現れたように感じてくる。
余談だが、叉焼乗せるなら角煮が更に旨いそうである。暫くスープの中で柔らかさを取り戻させた後に乗せるのが商人での楽しみ方らしい。が、一つ問題がある。とろろがうざい。どうしたものか。